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カ「そうか、サキ。俺に言うことは無いのか?」
指先に力をいれていった
サ「いてててて!! わかった!! わかった!! ごめんなさぁい!!」
俺は手を離し、また机に伏せた
サ「ねぇねぇ、元気ないの?」
カ「学校は初めてだから、ちょっと浸ってるだけだよ」
サ「へぇー。見たことない顔だもんね。どっから来たの?」
カ「俺は…異世界から来たんだよ」
サ「へぇー…って冗談だよね?」
カ「本当の事だが」
サ「ふぇぇぇぇぇえ!!」
カ「うるっさいんだよ」
サ「いや、びっくりするよね!?」
カ「声でかすぎんだよ。ちょっと黙れ」
サキは口を塞いで
サ「ふぁい…」
そのとき、教室の扉が開いて
?「お前ら座れ。今から点呼とる」
先生らしき人は人差し指を立て、左から右に流し
?「よし。全員いるな」
…よしじゃねぇよ
?「名前セイキ。今日の授業は無い。この学校の施設、自分の寮とかを確認しておけ。以上、解散」
カ「なんだ? 教師って全員あんなんなのか?」
俺は教室を出ようと立ち上がると
サ「ねぇねぇねぇねぇ、君は今から用事はあるの?」
カ「君って言うな。カイエンだ。用事なんかは、ないな」
サ「じゃあ、一緒に学校回らない?」
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