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カ｢死ん…だ？｣
俺は狼に向かって行ってつついた後すぐに木の陰に隠れました
そーっと顔を覗かすと
全く動きません
そのとき 腹が鳴りました
カ｢腹…減ったな そういや飯食ってなかったな｣
初めてそこにあるものを食いたいと思った
俺はポケットを調べてみた
ポケットからはライターが出てきた
胸ポケットにはタバコが
ケツポケットには財布が
俺は落ちていた木を集めてライターで火を付けた
切るものが無いので丸焼きにした
狼の毛が燃え 徐々に肉が焼けていった
カ｢血の匂い こんなんなんか｣
俺は体育座りをしてジッと待った
焼き加減を尖った木の枝で刺して見た
中まで火が通ってるだろう
外の肉をかじってみる
カ｢… 狼… うまし!!｣
俺は狼を夢中で食っていった
なぜか骨まで食えた
カ｢なんだ？ この骨甘いな…｣
俺は骨まで食べ
何も残さず 狼をたいらげた
カ｢美味かったな ごっつぁん!!｣
俺は立って歩き出した
村か町がないか探してみた
カ｢ここは樹海か…｣
歩いても歩いても回りには木しかなかった
カ｢暗くなったらヤバそうだな…｣
独り言を喋っていると 灯りが見えてきた
カ｢？ 扉？｣
大きな扉が見えた
俺は近くに寄り
カ｢でかいな…｣
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