新学期

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「そっ……、そんなぁぁぁ~……。」 クラス替えが書かれている表を見て、どっとため息をつく私。 私の名前は倉橋柚羽。 今日から高校二年生だ。 「なーに、柚羽。 私と同じクラスなのに不満でもあるワケ?」 後ろから声がした。 「未來!」 この子は中学の頃からの私の親友、早川未來だ。 「えっと……、そうじゃなくてね!! 未來と同じクラスなのはすごく嬉しいの!! ただ……、」 しどろもどろと説明する私。 実をというと、私がため息を漏らしたホントの理由は―――……、 「キャ――――っ!!」 その時、私の隣から黄色い悲鳴が聞こえてきた。
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