新学期

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「水貴くんね、私と同じクラスだよ! ほら、四組!!」 彼と同じクラスになった女の子が、彼に駆け寄る。 「あっ!! ホントだ。 これから一年間、よろしくね!!」 ふわりと可愛い笑顔で微笑む彼。 あぁ……、そんなことしたら、また……。 「うっ……うん!! こちらこそよろしくね♪」 ほら、完全に女の子、メロメロになってるじゃん。 ただでさえ、惚れられてんのに、これ以上惚れさせてどうすんのよ。 「嫉妬ですか~?」 ニマニマと笑った未來が、私に声をかける。 ハッと我にかえる私。 「違うっ!! 早く教室行こ!」 未來をぐいぐい押しながら、私は教室に向かった。
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