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「じゃーね!!
バイバイ、未來!」
「おー、また明日ねー。」
始業式とホームルームが終わり、私は早足で教室を出る。
"彼"に会うために―……。
「もう来てるかな―……。」
校門を出て、小走りに走る。
私には、親友の未來以外に言ってない、すごい秘密があるんだ。
バレたらめっちゃヤバい秘密。
けど、頬が緩まってにっこり笑っちゃうような秘密。
学校の一番近くにある駅が見えてきた。
いつもの私と彼の待ち合わせ場所だ。
そして駅の目立たない角の方に、彼の姿を見つけた―……。
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