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昔から憧れだった二人が結婚するのか。
やっぱり、いいな~。
ますます憧れる。
「顔がにやけてるよ。」
彩子さんに指摘されて、答える。
「いや、ずっと、二人の関係って素敵だな~って思ってたから、結婚するって聞いて嬉しいなって思っていたんですよ。」
「ふ~ん、イトちゃんも彼氏作ればいいじゃない。」
ニコリと笑って言う彩子さん。
「好きな人さえいないのに彼氏はハードルが高すぎますよ。」
笑って答えると
「じゃぁ、気になる人とかもいないの?」
「う~ん、思い当たらない。やっぱり、婚活とかしないと出会いがないのかな~。」
前菜もパスタも食べ終わって、最後のデザートを残すのみになった。
澤田さんが、私と彩子さんの食事ペースを見て、店員さんにコーヒーを持ってきてくれるように頼んでくれた。
こういうさりげない優しさがいいんだよね、うん。
「婚活って、イトちゃん恋愛する気あるの?」
澤田さんに聞かれる。
「いや、どうなんでしょ。真面目なお付き合いって考えたら結婚前提の婚活の方がいいかなって思うんですよ。いっそ、お見合いとか結婚相談所に登録も視野に入れた方がいいのかな、あはは。」
「ふ~ん。ところで、イトちゃん、次郎の顔見てなんか思わない?」
「へっ???」
遠藤さんの顔を見て何を思うって言うんだろう???
澤田さんと遠藤さんの顔を交互に見る。
何?何だろう?
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