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携帯を見て、ピコピコ返信した彩子さんが、顔をあげた。 「二人とも、こっちに来るって。」 「男の人二人で何してたんでしょうね。」 「さぁ、来たら聞いてみようよ。」 ふふふと笑う彩子さん。本当に可愛い。 「あ、来た来た。こっちこっち。」 入り口に向かって手を振る彩子さん。 こうしてみると、澤田さんも遠藤さんも背が高いな~。 澤田さんは整った顔をしてるなって思ってたけど、いつも眼鏡の遠藤さんが眼鏡をとるとこんな顔だったとはね。 「俺、アイスコーヒー頼もっと。次郎は?」 「じゃ、同じで。」 「君たちは、ケーキを食べたわけね。なんか飲む?」 「隆のコーヒーちょっとくれたらそれでいいよ。」 澤田さんと彩子さんのこの何気ないやり取り、萌え萌えだ!!ちょっとくれたらいいよって!! うん、いい感じ!! 「じゃ、イトちゃんには僕のをあげようか。」 「・・・。は?」 ちょっと、妄想の世界にトリップしかけてたところに、遠藤さん、変なこと言いましたよね? 「じゃ、そういうことで、アイスコーヒー二つねぇ。」 そういうことってどういうこと? 目の前のお水を一口ごくりと飲む。
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