380人が本棚に入れています
本棚に追加
/131ページ
「…青葉って、ずるいよね」
「ん?何に対してかな?」
その確信犯なところ含め全体的にだよ。
若干笑ってるのは何、僕を馬鹿にしているんだろう!
ちょっと背が高いからって見下ろして……悔しくなんかないし。
「…二重人格め」
精一杯の抵抗を含めて前髪の隙間から睨みつけたものの、
「でも、本当の俺を知ってるのは真言だけなんだけどね」
すっかり忘れていた、食事の用意がされたテーブルを元の位置に戻しながら、またもにやりと意地悪く口角を上げる青葉につい、ドキドキしてしまうところだった。
「…他にも知ってる人普通にいるじゃん」
騙されるところだった。
青葉の友達は、どちらかというと青葉の素に近い性格の人ばっかりなことくらい分かってますから。
とりあえず、青葉の逆鱗に触れることをしないように気をつけないとね。
…とはいえ、特に何かしたってわけでもないんだけど。
また振り回されるんだろうな。
相変わらず難しい王子様だな、僕の恋人は。
「…あ、真言さ、真面目冷徹キャラの勉強しようか?」
「いえ結構です」
「まー真言にキャラ演じるのは無理だろうけど」
「…くっそ馬鹿にしやがって。やってやろうじゃないの」
「じゃー毎日特訓ね。俺の部屋泊まる?」
ーcontinueー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あとがき。
これをご覧になっているみなさんは、見事麻井の更新するする詐欺に引っかかってはいませんでしたか。そうですか、誰も引っかかる前に期待してませんよね。
まいどご無沙汰してます麻井です。
一応軸になる構成を考えてはいたのですが、ちまちま更新していたら微妙にその都度ブレて毎回展開を考え直すハメになりました。自業自得。
あげく間を空けすぎて小説の書き方忘れてしもうた/^o^\
みなさん、この安定の駄作を、読んで下さりありがとうございます。
ではまた次回で*\(^o^)/*
最初のコメントを投稿しよう!