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その強大な爆発を目にしたエース率いる他四人は行動に移していた。
「レイモンドがユリアナ先生の目を惹き付けてくれている今が絶好のチャンスだ。これより俺エースがお前達の指揮官として入る。命令に従うように、良いな?」
エース達の目にはジョンの敗北の二文字しか映っていない。勝てる訳がない。そう確信できる程、ユリアナの力が強いと感じているのだ。
「Yes、兄さん」
了解と頷くリシェル。
「Yes、エース」
ジョンは力強く答える。
「はい、分かりました、エースさん」
佐奈はぎこちなく縦に頷いた。
「では、お前達に作戦を告げる」
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