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そして一ヶ月後の今日が当日――
「頑張れよ!」「ゴッドハンド小暮!」
大きな声援が飛び交う中、小暮はもう一人の代表と苦笑しながら御祓場へとやって来た。
御祓場で一糸纏わぬ姿になると、かかり湯をしてから熱い温泉へと入り肩までどっぷり浸かる。
さっきまでの寒さから解放され、みんなでほっこりと息を吐くと同時に、バキューム吸引でお湯を抜かれ空っぽに。
渡された“漢”手ぬぐいで体を拭くと、準備された赤い“漢”褌をランダムに並べられたロッカーから出し締める
それにしても神聖な場に何故白装束ではなく、赤なのか?
“赤”には、
①邪気を払う魔除け
②魔除け効果により、パワーアップ の効果
などの意味を持っている。
死者向けの赤色(朱色)は、①の意味。
それに対し、神社など神事で利用される赤色(朱色)が②の意味の代表で、 魔除け効果によって、そのもののパワーを強める意味を持つ。
つまり赤い褌は、魔除け効果で神聖に、そしてそのモノ(今回は己と己の肉棒)を強め、常日頃の実力以上の内なる力を引き出し、存分に発射させる為の絆愛らしい意味があるのだ。
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