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「有難う、夢愛ちゃん!何だか娘が出来たみたいで嬉しいわ!」
塔子と夢愛の二人は楽しそうに夕飯作りを始めた。その頃・・・
「友人帳か・・・夏目にとっては大切な品なんだろうな・・・」
藤原家の二階にある夏目の自室で六斗と奏の二人は夏目とニャンコ先生と話をしていた。
「妖さん達に名前を返して行くのが夏目君の役目なんだね!」
「ああ・・・けど、返す度にニャンコ先生に怒られるけどな・・・」
「当たり前だ!友人帳はお前の死後、譲り受ける約束なのだから薄くされてたまるか!」
ニャンコ先生は奏の腕の中で怒鳴った。
「私や六斗君に夢愛ちゃんじゃ返せないのね・・・」
「血縁者じゃないからな・・・その気持ちは嬉しいけど・・・」
「名前を返した妖の事を俺や夢愛、奏に教えて欲しい!」
「分かった!」
六斗の頼みに夏目は微笑んで了承した時・・・
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