顔合わせ

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六斗、夢愛、奏の三人の声は聞こえてしまった。 「誰だい!?そこにいるのは!?」 「「「わあっ!」」」 ≪ドサッ・・・≫ ヒノエが襖を豪快に開けた事により、六斗、夢愛、奏の三人はバランスを崩し倒れた。 「可愛いお嬢さんじゃないか!アタシはヒノエ!見えてるようだね・・・あんた達は?」 夢愛と奏を気に入ったヒノエは名乗った。 「三上夢愛・・・です・・・」 「十文字奏・・・です・・・」 「夢愛に奏か~・・・良いねえ!」 「なあ、夏目・・・あのヒノエって妖・・・」 「ああ、ヒノエは女好きで男嫌いの妖だ・・・」 「あの・・・見ない顔ですが・・・」 「見ない顔!見ない顔!」 「あっ、長川六斗・・・だ・・・」 「そうですか・・・六斗様も呑み明かしましょう!」 「呑もう!呑もう!」 六斗は酒を勧められた。
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