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「有難う、夢愛!」
手紙を受け取った六斗は早速中を確認した。
「夏目君、なんて?」
「夏休みに遊びに来てほしいだってさ!今お世話になってる藤原夫妻が是非会いたい・・・三人までなら許可が出たそうだ!」
「三人・・・私と六斗と・・・カナちゃんを誘って行きましょうか!」
六斗は海の日に夢愛と奏と一緒に会いに行くと手紙に書き、ポストに投函した。そして、約束の日・・・
「来るならそろそろの筈だけど・・・」
駅の改札に夏目と顔の大きな猫が六斗、夢愛、奏の到着を今か今かと待っていた。
「落ち着きのない奴だな・・・」
「うるさいぞ、ニャンコ先生!」
口を聞く顔の大きな猫は夏目の自称用心棒、ニャンコ先生こと斑だ。無論妖である。
「夏目!久し振りだな!何だか雰囲気が変わったな!」
改札を出た六斗は待っていたのが夏目と理解し、声を掛けた。
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