文通の友人

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「へえ~・・・奏はバイオリンが弾けるのか・・・」 夏目の部屋に移動し、四人は話を始めた。 「うん、私のお母さんは十文字律子なの・・・」 「十文字律子・・・どっかで聞いた事あるな・・・」 「夏目、腹が減った!七辻屋に行くぞ!」 ニャンコ先生が空腹に耐え兼ね、夏目に言った。 「「この猫・・・やっぱり妖・・・」」 「えっ・・・?分かるのか?」 「実は俺達はある体験をしてから見えるようになったんだ・・・」 「そうだったんだ・・・でも、滋さんと塔子さんには・・・」 「分かってる、内緒にしておくよ!」 「ご飯よー!」 下から塔子が四人を呼んだ。 「「「「はーい!」」」」 四人は下へ降りた。 「そう・・・奏ちゃんは有名なバイオリニスト、十文字律子さんの娘さんなのね」 塔子は奏の事を聞き、納得しながら言った。
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