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「知ってるよ・・・手紙に涙で滲んでいたけど書いてあったから・・・」
「君が長川六斗君か・・・此処にいる間はゆっくりしていってくれ」
姿を見せた滋は六斗を見て、笑顔で言った。
「有難うございます!それでこの二人は・・・」
「君が十文字奏ちゃんか・・・成程・・・何処と無く律子さんに似ているな・・・」
六斗が夢愛と奏を紹介する前に滋は奏だけを眺めて呟いた。
「あのっ・・・私は三上夢愛と言います」
忘れられてるかと思い、夢愛は滋に自己紹介をした。
「六斗君、夢愛ちゃん、奏ちゃん・・・三人共・・・夏休みの間はこの家を自宅だと思って過ごすと良い」
「「「有難うございます、滋さん!」」」
「急いで作らなきゃね!人数が多いから腕がなるわ!」
「塔子さん、お手伝いします!料理は任せて下さい!」
台所に立つ塔子を見て、夢愛が名乗り出た。
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