来たれ!!妖月高校

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私、菅見深雪15歳。今日から高校生になりました!難関中の難関と呼ばれるここ妖月高校……地獄とも言える受験勉強を毎日毎日やり、ついに今日!全寮制である高校の敷地に足を踏み入れました。 「さすが進学校…綺麗な校舎…」 私の目の前にはデデーンと白くて大きな校舎が… 「ついにこれたんだ…妖月高校特別科…」 この高校は普通科と特別科に別れていて特別科に入れる者は『特殊な才に恵まれた者』しか入れないらしい。 「私…才なんてもってないのに…」 幼い頃から自分の平凡さには飽き飽きしていたのに何故私が特別科に通えるかというと、多分実家が有名な神社だからだろうけど…。 「場違いかんがハンパないな…」 周りを見渡すと容姿端麗な人達ばかりでしかしどこか怪しい雰囲気を放ちまくっていた。しかも全員執事付き…。 「どっかのお嬢様とおぼっちゃんだったり…」 同じ紺色の制服に1学年共通の赤いネクタイなのに私だけぼろくさく見えるのは気のせいだろうか…。 「こんなんでやっていけんのかなぁ…」
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