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顔が赤いのを隠してゴミを集めていたら、ゴミ袋を取りに行った須藤が戻ってきた。
「綾子、ゴミ」
「あ、うん」
ササっとゴミ袋に入れていく須藤。
私はゴミ袋を支えている。
……何かさっきのことがあって気まずい。
「こんなもんでいいか。ゴミは俺が捨てとくから帰っていいよ」
「え、悪いよ!」
「平気平気」
「で、でもさっ…」
「女の子にゴミ持たせる男がいるかよ」
「あ…」
ジェ、ジェントルマンッ!
この人優しすぎるっ!
「じゃーね、綾子。気をつけて」
スッとゴミ袋を持ち、私に手を振って去ってしまった。
なんて人だ。
須藤ってモテるだろうなぁ…
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