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黙ってこっちを見てくる美優からの熱い視線が怖くて、目線をウロウロとさまよわせていたら、まだこっちを見ていた須藤と目が合った。
須藤はフッて笑うと、手に持っていた本を読み始めた。
「………う」
須藤は、この間のことがあってからよくこっちを見るようになってきた。
「ねぇ、菜子。誰を見て顔赤くしてるの?」
「え、えと…」
ずっとこっちを見ていた美優は気になって問いかけてきた。
だから、話せないんだってばぁー…
須藤に聞こえちゃう……
「ま、いいや。カフェでたっぷり聞くね?」
「は、はい…」
美優は機嫌が悪くなっていました。
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