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満足してチョコに興味を失ったのか再び侑右に夢中の崇人母を横目に
そのカードを手に取る。
もちろん、これが崇人に宛てた物だって事は分かってる。
でも、この状況。
私にも見る権利あるでしょ?
ようやく冷静さを取り戻した頭で考える。
これを送ってきた子は、なんで実家に送ってきたんだろうか?
アパートの住所を知らない?
私に気を使った?
それとも、
結婚してる事を知らない、
とか・・・?
考え出すと、このチョコの送り主の意図が気になって仕方ない。
そう。
嫉妬なんかじゃない。
とにかく気になるのだ。
私は
無言でその場を離れ
トイレに行き鍵をちゃんと締めて
それから、深く息を吸って
天使が描かれたカードを開いた。
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