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だけど
「疑わしきは罰せず。だよ」
この話を聞いたゆかりさんは
笑ってはくれなかった。
「えっ?どういう意味、ですか?」
ゆかりさんに事の顛末を説明してる間に、今さら沸々と沸き起こってきた怒りに支配されて思考力0の私には、さっぱり分からない。
「プリクラぐらいじゃ浮気したって事にならないし、しらばっくれられて終わりでしょっ。釘を差すぐらいは、した方がいいかもだけど香奈ちゃんの彼氏、あっ旦那か、難しい人だから、どうかな・・・?」
「え――――っ、これ絶対浮気してると思うのに!!」
「そうなんだけど決定的な証拠じゃ、無いし。プリクラぐらいノリで撮るかもしれないでしょ」
「まあ、そうですけど。日にちが気に入らない・・・」
「そこ!そこだよね!その辺の話し出して怪しんでますよ~ぐらいの空気見せとくのがイイんじゃない?」
「う~ん。私には、あんなにうるさいのに。自分だけ遊んでるなんて勝手すぎてムカツク・・・」
「自分にそういう気持ちがあるから香奈ちゃんの事も信用出来ないのかも・・・まあ、まだ一緒に住み出して2日目でしょ?考え過ぎずに様子、見てみたら?」
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