シングルマザー

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男メンバー5人の内4人は 以前、琴子がバイトしていた居酒屋がらみ。 遅れている1人が、その友人。 私達以外の女子3人は 琴子の高校の同級生で私も顔見知りの子達だった。 「「「カンパーイ!!」」」 景気のいい掛け声とグラスのぶつかり合う音を合図に、それまでの《よそよそしさ》が嘘のように突然喋り出す男の子達のトークに目が回る。 「アルコールはある程度お腹に入れてから飲んだ方がいいから、香奈は最初ジュースね」 ここに来る道中に教えられた 琴子からのアドバイスを素直に聞き ウーロン茶をすする私に 「仕事、何してるの?」 「家、どの辺?何中?」 「何型?」 「彼氏いない歴は?」 あびせられる矢継早の質問。 気の効いた事を言いたいと思うのに 場馴れしてない私は 答えるだけで精一杯。 「琴子と同じ会社で事務してます」 「M中。家は学校の近くなんです」 「優柔不断のA型で・・・」 「えと、、、うんと、、」 琴子から今日はバツ1子持ちの事は黙っておくよう言われていて、事情を知る女の子達には前もって琴子がお願いしてくれてあった。 付き合うとか 付き合わないとか 再婚とか 先がどーとかじゃなくて とりあえず・・・ 合コンを楽しむ!! それが今日の目標だ!!
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