327人が本棚に入れています
本棚に追加
「この後時間ある?少し2人で話さない?」
「・・・うん」
囁かれた言葉に
無意識に頷いてしまっている自分がいた。
「あっ、でも・・・」
「大丈夫。今日出会ったばかりの子にコアラ男みたいな事する程、俺、不粋じゃないから」
言いながら新たなターゲットに必死に話しかけているコアラ男をチラ見して笑っている。
《コアラ男め、誰でも良かったのか・・・》
それはそれで、不快度数倍増。
「何、怒ってるの?」
「いえ。全然。ただ、男の人がよく分かんなくて・・・」
最初のコメントを投稿しよう!