シングルマザー

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「分かんないから知りたくなるんだろ。だから、それで正解」 いい! こういう会話スゴクいい!! ずっと張りつめていた気持ちがほぐれ やっと肩の力が抜けた私は 頑なな心をほぐしてくれた 吉川さんにニマと笑いかけた。 「香奈ちゃんって、 笑うとスゴク可愛いのな」 吉川さんの視線が 惜しみなく私に注がれる。 その眼差しは自信に満ち溢れ いやらしさなど感じさせない 男らしさと優しさを 兼ね備えたものに見えた。 会ったばかりの イケメンと言える人に まじまじ見つめられ 鼓動が駆け足になる。 「あの・・・恥ずかしいです」 多分、今、私の顔は真っ赤だ。 まともに顔を上げられなくて 俯いて吉川さんに 訴えかけると 「・・・抜けよう」
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