シングルマザー

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翌朝。 興奮して眠れなかった私は いつもより30分も早く出勤したのに 会社に着くと 既に出社していた琴子に 引っ張られ いつもの給湯室に連れて行かれた。 「おはよ。えらい早いねっ」 「早いねっじゃ無いよ~!! 昨日どうだったの? まさか、まだ、だよね?」 朝からハイテンションの琴子に 寝不足の頭がクラクラする。 「心配ないよ。 ちょっとお酒ご馳走になって タクシーで送ってもらっただけ。 あっ!いつから私の門限12時になったの?」 「もう!せめてもの防波堤にと 咄嗟に思いついた私の親心に 決まってるでしょ!! まさか付いてく訳にもいかないしさ」
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