現実
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名を呼ばれ 顔を上げた私の頬を 吉川さんの両手が暖かく包みこむ。 絡み合う視線。 次の瞬間には ───私の唇に吉川さんの唇が 触れていた。 タバコの匂いのする 初めてキス。 いたわるように 優しいのに しょっぱくて 胸が苦しいキス。 そのキスには 魔法がかけられていて 枯れはてるまで 溢れ続けるのかと思った涙は ピタリと止まっていた。
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