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そっとだけど力強く。。。
そんな風に背後から両肩を抱く腕に
傾いた体を支えられ
危機一髪でセーフ。
いとこの挙式で
親子揃って階段から転がり落ちる!!
なんて無様な姿を見せずにすみ
《はぁ良かった・・・》
ホッと息をつくと
「大丈夫?」
懐かしくて心地良い声が頭上から聞こえてきた。
「ハッ・・・ハイ!!あ、ありがとうございます」
たった今、危機から脱して
安心したというのに
再び駆け上がりそうな鼓動を打つ心臓を持て余し
ワタワタと頭を下げる私に
「相変わらず、だね」
そう笑った大久保さんは
キョトンとしている
侑右の頭をポンポンと撫で
足早に友人らしき人達の元に
戻って行ってしまった。
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