326人が本棚に入れています
本棚に追加
いとこの結婚式から
1ヶ月が過ぎようとしていた。
7月に入り
粘りつくような暑さと湿気
それに、どんどん男の子らしくなる
侑右の男臭さに
クラクラするような日々は
足早に過ぎていく。
大久保さんからの連絡は
まだ。。。無い。。。
鳴らない携帯を手にして考える。
──あの時の話、社交辞令だったのかな?
──近々って、どれぐらいがまでが近々なわけ?
すぐに連絡があるものだと
勝手に期待して
浮かれてさえいた自分に
我ながら呆れてしまう。
最初のコメントを投稿しよう!