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「大久保さん、どうしてそんなに良くしてくれるんだろ?
なんか申し訳なさ過ぎて私、どうしていいか分かんなくなっちゃいます」
「まあ篤はいい奴だから、私はそんな不思議には思わなかったけど・・・昨日、連絡先交換したでしょ。改めてちゃんとお礼言っとけば、それで良いんじゃない?」
「うっ・・・連絡するのも気が引けるぐらい恥ずかしいです・・・」
「そう言うと思った~まっ、お酒の席の事だし、よくある事だから気にしすぎないの!」
「・・・ふぁい」
「じゃ、私デートだから行くね。ちゃんと篤に連絡するんだよ」
しつこいぐらいに念を押して
ゆかりさんが帰った後の部屋には
大人のイイ香りが充満していて
私が、あんな風になれる日って
来るのかな~・・・
出会った時から憧れてるけど
追いつくどころか
どんどん、差をつけられてる気がする。
ふぅ~。
大きな溜め息をついた私は
ベットに置きっぱなしになってた
携帯に手を伸ばした。
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