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何の前ぶれもなく
突如、気づいた自分の気持ちが
とてつもなく恥ずかしくて
黙りこむ。
やば。
絶対、今
私の顔、真っ赤になってるよ。
ここが暗闇で、ホント助かった。
大きく脈打つ鼓動が
隣を歩く大久保さんにまで
聞こえるんじゃないかと
気になって仕方ない。
少し離れようと
焦って1歩踏み出した時
「キャッ!!」
砂浜に足をとられ
身体が傾いた。
《やだぁ!
ここでコケたら泥だらけじゃん!!》
なんてアホな事考えた一瞬後・・・
私の身体は
筋張った長い腕に
クルッと
抱きすくめられていた。
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