ー篤 Sideー

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悶々としながらも キッチリ仕事はこなし 香奈の家に向かう。 平日のデートは 侑を寝かしつけた9時以降。 その辺をドライブしたり 調子が良ければレイトショーを見に行ったり、そんな感じが定番だ。 『着いたよ』 家の前でラインを送ると すぐに香奈の華奢なシルエットが 現れる。 「ごめんね。 お母さん、大丈夫だった?」 きっと1日中心配していたんだろう。 泣きそうな顔で助手席の戸を開ける。 「香奈は悪くないよ。 いつかは話さなきゃなんだし。 付き合って2ヶ月か~・・・ ちょっと早いけど 俺ん家1回来てみる???」
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