45人が本棚に入れています
本棚に追加
僕は残念な先生の手を弾いた
「あ、貴方っていう人は最悪ですね、先生って呼んで損しました!!
早く出てって下さいっ」
脱がしかけられたジャージをぎゅっと握り締めて頑張って叫んだ
気持ち悪いんだ
こんな濃い1日にしやがって
さっきまでのポケモンへの喜びがとっくに冷めていた
「…てめー誰に口聞いてる」
冷たい声で言われた
今度は軽々僕は胸元掴まれ立たされ苦しくなった
「くっ」
男の自分でも大人のしかも男の力には叶わなくて
首が締まってきた
苦しい
「…お前なんで学校行きたくないんだ」
そう言うと力を緩めた
でも未だ俺のジャージを握っている
少し咳き込んで奴の問いに応えたんだ
…なんで学校に行きたくないかって?
そんなの決まってる
「…学校が嫌いだからです」
これしか言い様がない
誰しも思うことだ
僕は間違ったことなんか言っていない
最初のコメントを投稿しよう!