第1授業

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『お前のために言っているんだ』 その言葉は上辺にしか聞こえなかった 勉強は出来る方だったから何も問題がなくて 特待生の特典で授業免除があったから テストの日だけ登校した それでもきつかった 周りの目が気になって 笑い声が陰口を言われているんじゃないかとか 僕が庶民だから軽蔑されているんだとか 被害妄想していた ほら、 実際僕を見て笑うんだ ここの"世界"は嫌いだ
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