第1授業

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「俺は緒川人志(おがわひとし)、 今日からお前専属の教師になった」 …どうしよう スルーしようにも呆然していて出来ない このイケメンが教師だと… 「…専属ってどういうことですか」 そこだ一番意味分からない 「あー…専属というか世話係みたいな感じだ」 駄目だ、こんなに話が見えないのは初めてだ 何も言えなくて黙りしていたら長ったらしく説明してきた 「俺な4月から期限つきの教師になってお前のクラスの副担任してるんだ」 へぇー…僕の学校はイケメンが多いらしいけど お前もその仲間入りを果たしたんだ 「…んで…そういう流れになって期限つきだから1年足らずで追い出されるかも知れなくてだなぁ」 …長くてところどころ聞いてない というか聞いていられない 長い話は嫌いだ 僕にどうしろと言うんだ 「そこで結果残せたら俺正式にここの教師になれるからお前今日から学校行けよ」 は? 学校に…逝けと?← 「…何言ってるんですか、僕学校になんか逝きませんよ」 騒がしくて五月蝿いところに何故僕が行かなくちゃいけないんだ 外なんか出たくない 「井上 望、お前には毎日学校に通ってもらう。 俺のために」 「フルネームで呼ばないで下さい。 何故それが貴方のためになるんですか」 「引きこもりのお前を更生させれば結果残したことになるじゃねぇか」 何故それが出世に近づくみたいになっているのか理解が出来ない
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