一話

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「毎年のことじゃん。落ち着きなよ」 そう言って沙弥を落ち着かせる。 なぜか毎年和樹が最初に自己紹介をするはめになるんだよなぁ。 運ぶこっちの身にもなってくれ。 和樹は重たくなってるし、運びにくいんだよね。 「あー、また私やっちゃったよー…。嫌われちゃったかなぁ」 ふと見ると半泣きの沙弥。 そろそろ和樹が目を覚ますな…。 ならば! 「大丈夫だよ、いっそもうコクっちゃえば?」 「な、なななっ!?//無理だよー。OKしてくれるはず無いもん…」 顔を真っ赤にする沙弥。 おもしれーwwww 「大丈夫だって。あ、僕先生呼んでくるね」 無理矢理会話を終えて、保健室の机から鍵をとる。 そのまま保健室を出て鍵をロック! よし、完璧。
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