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「ん~…。ん?ここは…」
「保健室、理が運んできてくれたの」
沙弥から声をかけられ和樹は項垂れる。
(またカッコ悪ぃとこみせちまったなぁ…)
何を思ったか急に和樹がキョロキョロ辺りを見回す。
「理は?」
あぁ、僕を探してたんだ。
因みに、今僕は保健室を窓の隙間からバレないように覗いている状況だ。
「理なら先生を呼びにいったわ。」
「そうか。後でお礼言わなきゃな。いつも迷惑かけてるし…」
なんだ自覚はあったのか、よかった。
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