一話

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「ん~…。ん?ここは…」 「保健室、理が運んできてくれたの」 沙弥から声をかけられ和樹は項垂れる。 (またカッコ悪ぃとこみせちまったなぁ…) 何を思ったか急に和樹がキョロキョロ辺りを見回す。 「理は?」 あぁ、僕を探してたんだ。 因みに、今僕は保健室を窓の隙間からバレないように覗いている状況だ。 「理なら先生を呼びにいったわ。」 「そうか。後でお礼言わなきゃな。いつも迷惑かけてるし…」 なんだ自覚はあったのか、よかった。
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