2人が本棚に入れています
本棚に追加
突如腹部を襲った衝撃に、僕はまたらず目を覚ました。
「いてぇ!?」
「おぉ、やっと起きたか寝坊助」
そういった和樹は握っていた拳をポケットにしまう。
「殴るなよ痛ってぇな」
「寝てるお前が悪い。もう入学式終わるぞ。」
ちょうどその言葉と同時に入学式の終了が告げられる。
『………新入生諸君は、各々自分のクラスを見て、教室に上がって下さい』
「っし、行くか」
ゆっくり立ち上がるとクラス名簿を見ずに三組に直行した。
我ながら便利な力だ。
「お前の力って、やっぱ便利だよなぁ」
人に言われるとムカツクな。
利用されてる感が半端じゃないんだが…
最初のコメントを投稿しよう!