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ムカついたので、和樹の頭をぶっ叩いた後教室に向かった。
なんだかんだ教室に着いたので、早速席へ。
何故席がわかったかって?
能力だよ、覚えて。
荷物を置いた和樹がこちらに来て喋りだす。
「な、タイプの娘いなかったろ?」
「あぁ、可愛い娘はいるけどタイプじゃないんだよなぁ…。やっぱ黒髪ロングの清楚系ボインだよな!!貧にゅ…ウボルェッ!?」
「誰が貧乳だぁぁっ!!」
と言う声と共に少女がドロップキックを和樹にかます。
鬼の形相で和樹の前に仁王立ちするこの少女
何を隠そう幼馴染み兼親友の沙弥。
能力は『ミル』系の透視で、和樹の事が好きらしい。
先程あんな事を言っていた和樹だか、あいつはあいつで沙弥の事が好きなんだよ。
とんだ茶番だよ、テンプレ過ぎるよ、勝手に引っ付け!
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