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『学校の調子はどうなんですか?王子』
「気持ち悪い話し方するなよ」
『気持ち悪いとは心外ですね。貴方は王子ですので、敬意を払っているんですよ』
「敬意??微塵も感じてないだろ」
『ああ、やはり分かりますか?さすが王子ですね』
乳兄弟の従者が、軽口を叩く。彼は、王子の側近です。
周りの目がある時は、王子と従者の態度をとらなければならないだろうと分かっています。ですが、誰もいない時には、昔のように軽口を言う仲でいいじゃないかと思う王子なのです。
彼は数少ない、本音で話せる友達なのです。
「まぁ、勉強にはなってる、と思う」
『貴方の熱愛するお妃様はいらっしゃったのですか?』
「いない。もしかして同じ学校になったりしないかなとは思っていたが、外れだ」
『そうですか。それより、今度行われます貴方様のパーティーにはどのようなお召し物を致しますか?』
「んー、適当に…、あ!そうだ!占ってもらおう!」
『誰にです?』
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