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「また占いを頼みたいんだ」
王子は再び紅の魔女に通信をしました。
以前と同じ淡々とした声が返ってきます。
『なんでしょう?』
「今度、パーティーがあるんだが、何色を着たらいいとかあるか?」
魔女が、占いを始めました。
『青がいいかと思います』
「そうか。では、青にしよう」
『ありがとうございました。お代は振込にてお願い致します。またのご利用をお待ちしています』
そうして短い通信が終わりました。
「よし、青か」
さっそく王子は衣装の色を乳兄弟に伝えたのでした。
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