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『ああ、この間のクリス伯が開いたパーティーの様子が掲載されていますよ』
「…やっぱり、狙いはこれだよな」
王子が手にした雑誌には、クリス伯の令嬢とのツーショットがでかでかと載っていました。
『ま、そうでしょうね』
「俺には妃が居るのになー」
『まぁ、まだ現れてませんからね。それに、誰も王子の占いのことを知りませんから』
「あー、早く会いたいっ!!」
『はいはい。それより、貴方の叔母君が開かれるお茶会には何をお召しになりますか?』
「また、衣装か。勝手に決めてくれたらいいのに」
『そういう訳には参りません』
「んー、よし!ラッキーカラーを聞いてみよう!」
『またですか』
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