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明たちが戦っているちょっと前中川学園では…
俺の名前は橘恭介。今日は学校で遅刻になりそうだった。
「やっば!もう遅刻じゃねーかよ!」
時計の針は20分を指していた。
俺は走って外に出たらバス停まで急いだ。ギリギリでバスに入った。
「おいおい、恭介ギリギリじゃねーかよ」
後ろから山元正哉が話しかけてきた。
「なんだよ正哉か。しょうがねえだろすることないんだからよ!」
俺は高校3年生で3年間剣道をしていた。ちなみに空手や柔道とかもやっていた。
「俺はてっきりお前は武道家とかになると思ってたんだけどな。」
「ばーか武道家とかって食っていくの大変なん
だぞ。」
本当は俺は剣道で食っていくつもりだった。だけど親に猛反対され仕方なく諦めたのだった。
「あれ?恭介達じゃん。」
後ろから高田美咲が話しかけてきた。
「お前までいたのかよ。お前達暇だなぁ。」
俺達は高3なので別に学校に行かなくても良かった。今日は論文を出しに行っているだけだった。
「私は暇じゃないわよ!まだ受験終わってないんだから!」
そういえばそうだった。美咲は意外にも頭が良く、ある有名な大学受験が控えていた。
「お、おはようございます!」
笹山亜美さんが話しかけてきた。笹山さんはとても大人しくすごい美人だ。俺は実は笹山さんに片想い中だ。
プー。
バスが止まり外に出た。
「あ、恭介先輩おはようございます。」
後ろには1つ下の後輩の藤谷圭介が立っていた。
「おう、圭介か。おはよう。」
圭介は剣道部の後輩で俺の次に剣道部で強い。全国ベスト8だ。ちなみに俺は全国2位でその日は風邪をひいていた。言い訳にしかならないとはおもうが。
俺達は圭介と別れて教室向かった。俺達の教室は4階にあって正直めんどくさい。教室に入ると中川真美が話しかけてきた。
「恭介おはよーっ!今日デートしようよー」
真美は中川学園の理事長の娘で顔はかわいいが勉強は全くだめだ。そして、なぜか俺に惚れている。
「おーい、お前達席につけー。
」
先生が入ってきて皆席に着いた。授業は無く暇だった。
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