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光が消えると視界は変わり、気品溢れる大きな食堂のような場所に移動していた。
ここはどこ?さっきまでバス停に居たのに…。
それに女の子の他に居たフードのおじさんの姿も見えない。
食堂の中には俺と女の子の二人だけになっていた。
「まずは自己紹介だね~私はジェリー、よろしくね?」
ジェリーは可愛げのある笑みを浮かべ後ろに手を組んでいた。
「君は?」
言っていいのか…見るからに怪しいしここから抜け出す方法を考えないと。
「あれ?無視は傷つくな~、まぁそうなるか~見るからに怪しい人にこんな所へ連れて行かれたら」
俺はジェリーを無視して恐怖で高鳴る心臓を抑えながら辺りを見渡す。
扉が2つか……どうしようか…。
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