異変

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外に出ると春独特の暖かいがまだ少し冷たいなんとも言えない気持ちの良い風が吹いていた。 気持ちいいなぁ~この風にあたると毎回思う、自分は大人への一歩を進んでいるんだって。 俺は心を改め、バス停に足を進めた。 しばらくしてバス停に着くとバスの時表には後一分といったところでバスが来る事を確認した。 危ないなぁ~もう少し遅れていたら遅刻だった。 ここのバスは朝に一回しか通らないから遅れると厄介な事になる。 俺は安心して空に向かいため息を吐くと白い吐息が宙を舞う、ゆっくりと顔を下に向けると鮮やかなピンク色をした木が視界に止まった。 それにしても桜が綺麗だな~、俺の名前と一緒だから特別好きな花だ。 桜って女の子みたいな名前だけど俺は気に入ってる、この名前は今は居ない父さんが付けてくれた名前だから。
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