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待ちわせです、と店員さんに言い、私は玲と駿を探した。
「あ、こっちだよー」
手招きをされる。明らかに清楚系女子高生ですって感じの玲と見た目はほえっとしてるのに勘は鋭い駿。周りから見たらほんわかカップルだよなあ、私はなんか違うな、と思いつつ、口角を上げてそちらに向かう。
「ごめんね、自習中だったのに」
申し訳なさそうな顔をする玲とニコニコしている駿。
「ううん、集中できてなかったし。ありがとう」
「ご注文は?」
「ミルクティーでお願いします。ホットで」
かしこまりました、とお冷を置いて店員さんは去っていった。
「それでそれで、昨日はどうだったの?」
前からちゅんに気があると思ってたんだよねー! とノリノリ。
「そんなんじゃないだろうけど......」
「僕も聞きたいー」
はい、とおてふきをくれながら、駿も煽る。昨日のことを、私は話した。最初は待ち合わせから――
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