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入ってきた生徒の中でもがっしりとした体つきの持ち主に視線を向ける明仁。
彼の名は渡辺亮一。
中3の夏に明仁がサヨナラホームランを打たれたバッターだ。
目を向けていると向こうから声を掛けてきた。
「お前がいるとはな,北大路。」
「それは俺のせりふだ。」
これだけ言葉を交わし,席に座る。
その後監督と思われる人が入ってきた。
「私がこの部の監督をしている東野です。我々は甲子園優勝を目標に日々練習している。君たちの入部を心より歓迎するよ。それでは明日から早速練習に参加してもらうよ。」
そう言い残して監督は去っていった。
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