企業に名を売るために・・・

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『ミッション開始。ラインアークの守備部隊をすべて排除する』 「初の依頼だ、頑張りますかねっと」 オペレーター兼アーキテクトのセレン・へイズが構成したネクスト、『ストレイド』に搭乗し、ヘイブンはラインアーク襲撃を開始した。 程無くして視界に映る数機のMT(マッスルトレーサー) 『企業のネクストだと!?畜生、こんなときに限って!!』 ネクストとMTでは圧倒的な戦力差がある。 例えるならそう、像と蟻だ。 「蟻のひと噛み巨像を倒す」という言葉もあるが、現実はそんなこともない。 それこそ蟻を踏み潰すかのように容易にヘイブンは次々とMTを右手のマシンガンと左手のブレードで片付けていった。 しかしMTとてやられっぱなしではない。 何とかこの襲撃者を倒そうと攻撃する。しかし・・・ 「きかねぇなぁ、そんな攻撃はぁ!」 MTの放った弾丸は、ネクストの周りの何かに阻まれ届くことはなかった。 『くそぉ、効いているのか!?』 『PA(プライマルアーマー)だ!まずはPAを減衰させるんだ!』 阻む壁を取り除くべく、必死に火力を集中させる。 しかしPAが削られるのをのんびり待つほどヘイブンはお人よしでもない。
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