第2章 大いなる絶望
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砂漠の中、クルトアイズはただただ列車に揺られていた。 ここでは命など砂ほど軽い。 吹けば散る程度。 しかし、そんな軽い命でも、俺達にとっては大切な物だ。 その時、ふいに砂が盛り上がった。 「ゴワアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」 そんな地鳴りとも思える鳴き声をあげ。 太陽が。 ・・・消えた。
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