第2章 大いなる絶望

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仲間を全員生きて帰らせる。 そのために・・・俺が死んでも構わない!! 「これは、誓いだ!!仲間を全員生きて帰らせる、そのためならどんなことでもしてやる!!」 ・・・だが、力が違い過ぎた。 アルマロス。 第一接触禁忌バイド。 やはり、人の触れていい物ではなかった。 理不尽に殺されていく仲間を。 助けることが出来なかった。 俺は無力だ。 「隊長!」 一人の隊員がやって来た。 「SE注入完了!いつでも飛び立てます!!」 「よし!全員搭乗。急速離脱するぞ!!」 そう言って走り出した。 「し、しかし。重量オーバーです。一人降りるしか・・・」 「俺が降りる」 その言葉を発するのに迷いはなかった。 「た、隊長!?」 やっと見つけた。 ここが。 俺死に場所だ。
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