第3章 蠢く闇

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第3章 蠢く闇

そこは何かの研究所だった。 「マテリアルの様子はどうだ?」 「心身ともに健全です」 「そうか・・・」 ヴェスターはガラス越しにその体を見ていた。 「よもや、こんな小娘に運命を左右されるとは」 ヴェスターは小さく笑い、その部屋をあとにした。 「運命の歯車は回りだした。誰にも、我が計画の邪魔はさせん・・・」 闇はただ静かに、動き出す。
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