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昨日はとても楽しかった。
村の皆が誕生日を祝ってくれて、ジークは居なかったけど・・・
エレナはスキップしながら村の広場に向かう途中、それを聞いた。
「・・・で、ジークの様子は?」
「この馬鹿が。一命はとりとめた」
「・・・え?」
「今の雪山には気をつけろとあれだけ言っていたのに」
「まぁ、コマンダンテ。ジークの気持ちもくんでやってください」
村長の家から聞こえた声はあまりにも現実味を帯びていた。
エレナはその場から逃げる様に走り出した。
「ゆ、雪山には薬草があるはず」
エレナはその言葉はが自然に口から零れていくのが不思議だった。
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